「居合とは、人に斬られず人斬らず己を責めて平らかな道」と云われるように、 居合の究極の目的は、刀を抜かないところにあります。「力」ではなく「和」に あります。即ち、非常の事態に常に備えることを充実させることが、平和を維持 することに繋がるのです。刀を抜かずして、人と和するには、常に技を磨き、心 を磨き、己を磨き、充実させることが必要です。この教えは、現代社会における 人生そのものではないでしょうか？

富田林居合会では、古武道の一つ居合道を通じて心身の成長を育みたいという愛 好家が集まり2015年5月に結成され、今年で4年目を迎えます。

毎年、居合道の体験会を富田林市民総合体育館で開催し、居合道の普及にも努め ており、現在13名の方が稽古に励んでいます。

居合道の流派は多岐に渡っていますが、302年ほど前（享保元年）に、正統第七 代長谷川主税助英信が古伝の業に独創の技を加えた「無双直伝英信流」を受け継 ぎ、その業を学んでいます。

活動日は、中央公民館：毎週土曜13時～17時、総合体育館：毎週水曜12時～15 時です。体験や見学も自由にできます。事前にご連絡下さい（変更になる場合が あります）静寂な中、樋鳴り（風を切る音）が鳴り響きます。 ぜひ一度お越し下さい。

「第13回ひろとん」では正座の部、立膝の部、立ち業の部など剣士が演武を披露 します。300年間受け継がれてきた、居合の業をご堪能下さい。